――抱かれたい。
笑い声が溢れるテレビを見ながら、私は体の熱を持て余していた。
私が年上の恋人と同棲してから半年。何もない穏やかな金曜日の夜もそれなりに多くなってきた、ような気がする。勿論、私は体だけではなく彼の心も何もかも全部好きだからそう言う金曜日も大歓迎。
だけど、彼は62で私は18なのである。
そう、花の18。体力も元気も性欲も有り余る青春真っ盛りの体は、1週間の性欲を律儀に溜め込んでいた。その結果がこれである。
言うまでもなく、彼の年齢と体のことはちゃんと理解している。先週は毎日体を重ねていたし、毎日2回戦までしてしまった。最後の日曜日の時には、来週はお前の期待には応えられないとちゃんと宣言された。だからこそ、この1週間何もしなかったし、彼からもすることはなかった。
だけど、今、私は彼の魔羅が欲しいと思っている。
いや、魔羅じゃなくても良い。彼の指でも、彼の舌でも良い。何でもいいから、彼の愛撫を受けたい。彼の熱い精液を子宮は欲し、体は彼の手で快楽の海に溺れて欲しいと訴え出す。
でも、後ろを見れば、そこには色気も何もなく普通にソファで読書している彼がいた。
体は、まだ熱い。