3日間、たったの3日間抱かれていないだけで、私はもう限界だった。朝、宗矩さんに起こされた時に頭を撫でられたがそれだけで軽く下着が濡れていた。何とか悟られないように普段通りに過ごしていたが、これはまずい。日中でも考えることと言えば、夜のことばかりで家事に身が入らない。これもまずい、と一人遊びすることも考えたが、余計に宗矩さんが欲しくなりそうになるのが目に見えたので、これもやめた。
だとすれば、残る手段はただ一つ。
「やっぱり、何も考えずに寝るのが一番だよね~」
いつものお昼寝の時間よりも早いけど、と一人で言い訳をしながら寝室へと入り、ベッドに横になる。この時間なら、今頃宗矩さんはお昼の休憩時間だろうか。白手袋を嵌めて警備員の制服に身を包める宗矩さんの姿が脳裏に浮かんでくる。きっと、あの白手袋を付けたまま何も脱がずに抱かれて、自分だけが淫らにされるのだろう。
自然と手が下に伸びた時、スマホが鳴った。慌てて見ると、その当の宗矩さんからのメールだった。
『一人遊びするなよ』
たったそれだけの簡潔な文章を見ただけで、ベッドで悶える私は、きっと馬鹿なのだろう。