宗矩さんの魔羅はとても長くて太く、反っている。だから、膣内に入れられて引き抜かれる時、襞の一つ一つに雁が当たって腰が抜けるほどに気持ちいい。だけど、私が上にいると腰が気持ちよさで止まって、同時にその快感も止まってしまう。そして落ちて、子宮口に亀頭が当たって達してしまう。
だけど、もっと気持ちよくなりたいから、宗矩さんを満足するように気持ちよくさせたいから、力の入らない足をなんとか踏ん張ってまた腰を上げようとする。でも、もうこの状態から2時間くらい経っても、宗矩さんは達していない。
「もうっ、むりぃ……♡」
割れた腹筋に手を置き、何とか動こうとしても、体が言うことを聞かない。玉の汗が一つ、また一つと宗矩さんの体に落ちていく。
「何をしている。早く動かぬか」
腕を枕代わりにして見上げる宗矩さんの目は冷ややかで、恐ろしさすらも感じる。
嫌われる、離れてしまう、いやくなってしまう。そう思ってしまった瞬間、ずっと目に張っていた涙の膜が破れた。
「むねのりしゃ、ごめ、ごめんなしゃ……!」
無言のまま起き上がって抱き締められて、漸く宗矩さんが怒っていないことに気づいたのだった。