「おまえをはなさかせてやろう」と、おじいさんはいいました。
おじいさんがこしをおしすすめると、おりつはうれしそうになきました。そのあいだも、おじいさんはおりつのからだじゅうにあかいはなをさかせていきます。
おじいさんがうごけばうごくほど、おりつはそれはそれはうつくしいはなをさかせました。おりつはもう、つぼみではありませんでした。おじいさんのてで、はなをさかせたのです。
「おりつ、おりつ」
「むねのりさん、むねのりさん」
おじいさんとおりつは、ひとばんじゅう、おたがいをよびながらいっしょにふたりのたねをつくりました。
はなひらいたおりつは、それからまいばんまいばんおじいさんといっしょにたねをつくりましたとさ。めでたしめでたし。
#柳ぐだむかしばなし