幕間の冒頭の台詞からやぎゅさんがカルデアから退去してからの第二部三章までの闘いをデータベースで閲覧していることが分かったんだけど、第一部の闘いについても多分閲覧しているんだろうな、と思う。召喚されて当初は将軍とかそう言う身分でもない、魔術師でもないただの女の子が主としている現状に違和感を覚えて、何故自分が呼ばれたのか、こんなにも英霊がいるのかを知るためにも見るんだろうな、と。
将軍でも魔術師でもないけれど、「生き残ってしまった」「レイシフト適性があった」「マスター候補だった」、色んな偶然があって一人ではできないことを成し遂げるために色んな英霊や人たちの手を借りて、でも救えなかった人もいて、自分自身が持っている力がちっぽけなものであることを嫌というほど思い知らされて、でも笑顔で前を向いて、一番ボロボロになる先頭に立って、逃げずに痛みを堪えて走るぐだちゃんに、やぎゅさんは何かを感じたのかもしれないと思う。総合すれば未熟な部分が目立つけれど、その部分を補う時間すらないぐだちゃんを支えるために、そして自分が生を全うしたこの世界を存続させるために、やぎゅさんはカルデアにいるのかもしれない。