受肉したらサーヴァントへの魔力供給は必要ない。でも、私たちは時々魔力供給を理由に淫らなことをしてしまう。今ではすっかりセックスしようと恥ずかしくて言えない時の、秘密の合図として使われている。そして今日も、私は秘密の合図を使った。
「っは……あぁ……」
上手だ、と言葉にしない代わりに気持ち良さそうな声と共に大きな手が私の頭を撫でてくれる。びく、と私の手の下で引き締まった太股が震えるとこっちまで気持ちいい感覚に襲われる。裏筋を舐め上げ、雁首を舌でつつくとさらに刀が大きくなる。太刀へと変貌すると口には収まりきれない。両手も下側に添えてゆっくりと動かしていく。張っていく陰嚢を優しく揉みながら、前後して魔羅を刺激すると、上から聞こえてくる息がさらに荒くなる。ラストスパートだ。鈴口を少しだけ歯を立てて吸い上げながら、陰嚢を少し強く揉むと、宗矩さんの太股ががくがくと振るえ出す。
「ああ、出る、出すぞ……!」
ああ、ああ、と艶めいた声を出しながら後頭部を強く掴んで太刀を喉奥まで納刀させる。
放たれた熱い物を私は一滴も残さず飲み込んだ。そしてそれは、豆乳よりも苦くて美味しかった。