コロク
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 美味しいものを食べてお酒も少し飲んで精を付けて、暑い夜へと溺れ行く。食欲も性欲も好きな人と一緒に満たす事ができるだなんて、とっても悪いことで幸せなことだと思う。
 冷房を付けているのに、宗矩さんも私も玉のような汗を流している。脱水症状のことを気にしてか、いつの間にかベッドサイドにはペットボトルが置かれていた。ペットボトルの横に精力剤のラベルが貼られた瓶があるのは気になるけれど。そんなの飲まなくても、抜かずの三連発とか昨日していたよね宗矩さん。
「鍛練と仕事で汗を流し、旨い料理を食べ、酒を飲み、お前を抱く。嗚呼、俺は、幸せ者だ……なっ!」
 浅い所まで引いた肉棒がごちゅんっ! と勢いよく子宮口を突く。子宮口に密着したままこりこりと、マッサージするように捏ねられて、何度も素早く突く。後ろに撫でた髪が汗で前へと垂れ、腰の動きと共にぱたぱたと揺れ動く。
「わたしもっ、しあわしぇ、だ……♡」
 駄目だ。伝えたいのに、気持ちよすぎて舌が動かない。それでも伝えたくてはくはくと口を動かしていると、不意に宗矩さんに微笑んだ。
「そうか。お前もそう思うか。ふふっ、ふふふ……」
 笑い合う時間も、好きだ。

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「こっちに一如して」などと言っていたらドメインが取れることに気づいてしまったので作ったインスタンス