落穂ナム
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よく鍛錬を共にする剣士たちはそれ以外の様々までよく教えてくれた。おのれらの主のこと、互いの性格、そして様々な悪事。この歳になってからそう言ったものの手ほどきを自分より若い者たちから受けるとは思ってもみなかったが、
「ん……!?」
今の主人を見る限り確かな助言だったと言えよう。こちらから舌先をねじ込み歯列をなぞると、かくりとその膝が抜ける。
「ぁ……ちょ、た……」
可愛いと思えば体の動くままに抱き寄せればよい。
「む、ん……ぅ、ぁっ……」
唇を啄ばみ舌でなぞり、相手が少し喘ぐ余地を残しておくのも楽しい。
「ぅ、ふ、う、んっ」
互いの濡れた唇をぬるぬるとこすり合わせると魔羅に響く。
「ぁ……」
蕩けた吐息と眼差しが出来上がれば、あとは同じ要領で口を吸いつつ衣服に手をかければよい。先にある程度蕩かしておくことでこの後の無体がうんと進めやすくなるようだった。
それにしても、
「あるじ」
呼びかけると向けられるこの目がたまらぬ。
「今一度」
再び唇を塞がながら、きゃつらにまたもう少し楽しいやり方があるか聞くことを頭の片隅に置く。
主人の手が待ちきれぬというように羽織の紐を解いた。

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「こっちに一如して」などと言っていたらドメインが取れることに気づいてしまったので作ったインスタンス