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それじゃ、私は天井になって眺めますね……

トランスポーターを柳ぐだ♀ネタに変換できないかさっきから考えている(なお、家族の意向により見れてない)

 宗矩さんに抱き締められる自分の体を見下ろしながら、私はふと気になったことを口にした。
「ねぇ、宗矩さんは昔の私の方がいい?」
「どういうことだ」
「ほら、胸だって段々と前みたいに張りが無いし、お尻だって大きくなったし、それに……穴だって緩くなってるでしょ。10年前みたいなうぶな反応なんてもう演技でもしなきゃできないし」
「なるほど、今の立香よりも昔の立香を抱きたいと私が思っているかどうか聞きたいのだな」
 首を縦に振ると、耳元から声がした。
「愚問だな」
 吹き込まれる息が耳を愛撫するかのように流れていく。声から逃れようとしても、もう片方の耳に添えられた指が耳の縁をゆっくりと撫でて逃げられない。
「私はお前が何歳になろうと愛せる。それに、歳を重ねて老いていくのは私も同じだ。いつか、お前を抱きたいと思っても抱けないような体になるのやもしれん。だが、私は抱ける体である限り、立香、お前を抱く。……良いな?」
 胸の奥が締め付けられ、目からは暖かいものが落ちてくる。後ろから抱き締められているのに、無性に宗矩さんが恋しくなる。譫言のように名前を呼ぶ度に、宗矩さんは返事をしてくれた。

10年後の柳ぐだ♀。ちなみに、朝風呂からのラウンドは高確率で発生します。 ichinyo.site/media/WcpQzWJiAaX

 10年以上経っても、カルデアのマスターだという感覚は未だに抜けない。一番出るのは、夜、寝る時に電気を消してベッドに身を横たえた時。ふかふかのベッドなのに、どうしてかカルデアの少し固めのベッドを思い出してしまう。時々、まるで走行中の車の中みたいに揺れているような感覚がすることもある。世界はここにあるのに、近くに宗矩さんもいるのに、暗い宇宙の中に一人取り残されたような気がする。
 そんな時、私はいつも宗矩さんに抱きついて、胸に顔を埋める。雷の日の夜に子供が親に抱きついて怖さを紛らわすように、私は夫に抱きつく。子供っぽいのは自分でも分かっている。でも、10年前のまだ子供だった自分にはそれが出来なかった。させて貰えるような環境じゃなかった。私は、大人扱いされて、大人として良いように扱われていた。
 とくとくと、心臓の音がする。エーテルではない、本物の血が近くを流れてる。
「立香」
 宗矩さんが主殿、と呼ぶ事は滅多にない。カルデアのマスターとしての任務の時だけ、呼んでくれる。だから、今私を抱き締めているのは、英霊ではない。私の旦那様なのだ。
「宗矩さん」
「……」
「愛してます」
「俺もだ」

10年後の柳ぐだ♀。やぎゅさんはおもちゃは時々お仕置きで使う派。 ichinyo.site/media/lspoLslt1Tf

耳掃除じゃなくてもぐだちゃんに膝枕をお願いするやぎゅさん……

ガチ泣き事件以降、もう背伸びをやめてやぎゅさんに期待をしないと決めたぐだちゃんとぐだちゃんへの恋心を自覚したけれど悉くアプローチを無視されるやぎゅさんの攻防戦が起こる

:uwaan_guda: 今まで付き合った人とか、前の奥さんとか比べたら子供だし、まだキスもしてないし、手を繋いだのだって、数えるぐらいしかないし(ああああ言っちゃ駄目なのに言っちゃったああああ)
:hancho: ……取り敢えず、鼻水と涙を拭け(ショックで頭が働かない)

やぎゅさん、うぶなぐだちゃんにドキドキアプローチして真っ赤になってるのを(可愛いな)と面白がっていたら、からかいすぎて恋人扱いどころか女性として扱われてないと感じたぐだちゃんにガチ泣きされて狼狽えて反省してほしい……。

恋愛経験ゼロのうぶなぐだちゃんから「好きです! 付き合って下さい!」と告白されたやぎゅさん。恋愛的な意味の好意は無かったけど何だか振る気が起こらなくて、「好意の対象として見た事は無かったが、それでも良いか」と答えてお試しデートを何回かすることに。手を何とかして繋ごうとしたり、背伸びしたファッションやメイクをして必死な様子のぐだちゃんが可愛くて、ついからかって真っ赤になっている様を楽しみつつ、段々と好きになっていくやぎゅさん。でも、そのからかいが原因でぐだちゃんは「私の事なんて恋愛的な目で見てないんだな……」と凹むし、ならば! と諦め半分でキスしようと試みてもからかわれるし、とどんどん凹んで「柳生さんは私の事好きじゃない、と分かったのでもう良いです」と言われて狼狽えるやぎゅさん……
な、現パロが見たい

「はい、お弁当。これが宗矩さんの分で、これがその食べたがってた……って、名前聞いてなかった」
「名なんぞ、お前は知らなくて良い」
 警備員の制服には。仕事先でもあるショッピングモール施設の方で着替えるらしい。けれど、私服だと落ち着かないらしく、平日の宗矩さんの服はワイシャツに薄茶色のジャケットと濃茶のパンツと、スーツのような落ち着いたファッションにしている。たまに、宗矩さんがいない昼時に洗濯してないワイシャツの匂いを吸いながら一人遊びしているのは秘密である。
「そう? じゃ、はい」
「ありがとう。では、行ってくる」
「いってらっしゃい」
 お見送りのキスをするとお互いに燃え上がってしまうので、いつも軽いハグで済ませるようにしている。けど、今日は嫉妬に駆られてしまうであろう大きな子供へのおまじないをしないと。
 私が抱き付くのを待っている宗矩さんの老眼鏡を外すと、唇に軽くキスを落とす。
「今日も頑張ってね」
「うむ」
 老眼鏡を掛けてあげると、そのまま出てしまった。でも、私は宗矩さんの福耳が赤くなっているのをちゃんと見ていた。

10年後の柳ぐだ♀。夫婦円満の秘訣は何でもない日にプレゼントをしたりすることだったり。 ichinyo.site/media/QnFaxe1zq3i

たまに、ぐだちゃんが頑張ってリードしようとするけれどその度にやぎゅさんに返り討ちにあう……

色っぽさで言ったらやぎゅさんの方が上なんだけど、今のところまだ腐の方向にはなれないんだよな……

 受肉したらサーヴァントへの魔力供給は必要ない。でも、私たちは時々魔力供給を理由に淫らなことをしてしまう。今ではすっかりセックスしようと恥ずかしくて言えない時の、秘密の合図として使われている。そして今日も、私は秘密の合図を使った。
「っは……あぁ……」
 上手だ、と言葉にしない代わりに気持ち良さそうな声と共に大きな手が私の頭を撫でてくれる。びく、と私の手の下で引き締まった太股が震えるとこっちまで気持ちいい感覚に襲われる。裏筋を舐め上げ、雁首を舌でつつくとさらに刀が大きくなる。太刀へと変貌すると口には収まりきれない。両手も下側に添えてゆっくりと動かしていく。張っていく陰嚢を優しく揉みながら、前後して魔羅を刺激すると、上から聞こえてくる息がさらに荒くなる。ラストスパートだ。鈴口を少しだけ歯を立てて吸い上げながら、陰嚢を少し強く揉むと、宗矩さんの太股ががくがくと振るえ出す。
「ああ、出る、出すぞ……!」
 ああ、ああ、と艶めいた声を出しながら後頭部を強く掴んで太刀を喉奥まで納刀させる。
 放たれた熱い物を私は一滴も残さず飲み込んだ。そしてそれは、豆乳よりも苦くて美味しかった。

10年後の柳ぐだ♀。鍛練はいつも朝にするので夕方はついぐだちゃんとイチャイチャしがちなやぎゅさんです。 ichinyo.site/media/k5xbsxQtHUf

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ichinyo.site/但馬守に斬られたい人たち

「こっちに一如して」などと言っていたらドメインが取れることに気づいてしまったので作ったインスタンス