因みに、私の考えるベストオブやぎゅさんの背中は、『ぐだちゃんを抱いている時の少し汗ばんだ背中』です。ぐだちゃんには絶対見えない背中……
やぎゅさんの肉付きのよい背中を見て、思わず抱き締めたい、って思っちゃうぐだちゃん。
“タジマ”の家は、喫茶店がある街の少し外れ、いわゆる郊外に建っていた。昔ながらの様式を残した日本家屋の一軒家は、マンションやアパート、洋式の一軒家といった周囲のせいで少しばかり浮いている。
「凄い……」
立香が感嘆の声を上げるのも無理はない。木製の門を潜ると、規模は小さいながらもちゃんとした日本庭園が広がる。“タジマ”の家は、裏庭ではなく表に庭のあるもので、ちゃんと見れば物干し竿もある。
「祖父の代からある家だ」
「へえ……」
“タジマ”の嘘に立香が気づく様子は無かった。
己の剣の道を更に極める為に山間にある故郷を去り、人斬りができる真っ当ではない世界に居続けた。この家も、そうして居続けたことによって得られた褒美の一つであった。まだ日本が好景気に浮かれていた頃、ある大きな『仕事』をやり遂げた“タジマ”に感服した客がよくやった、と自身が持っている家の一つをくれたのだ。もうその客もこの世にはいないが、家の権利を持っている“タジマ”には何ら関係の無い話である。
そう、昔の妻や喧嘩別れした息子のことなど、立香には何の関係もない。
滑りそうになる唇を噛み締め、“タジマ”は玄関の戸を開けた。
二人分の足音が消えた。
急に止まったせいか、立香の目はますます疑問で輝いている。
美しい、と“タジマ”は立香にも聞こえない声で呟いた。
「……どうしてか、黙っていても、お前と一緒にいると気不味いどころか心地好いと思ってな」
立香の目が更に大きく見開いた。
「そうだったんですか」
「あぁ」
「私も、同じこと思ってました」
照れ臭いのか、少し笑うと目を逸らす。
「その、血とか、煙草の匂いとか普通だったら嫌だな、って思うのにす、タジマさんだとちっとも嫌じゃなくて、黙って歩いているのにどこか心地よくて、ほっとするんです。……おかしく、ないですよね」
「可笑しく無いとも」
血の臭いがしても逃げ出さないとは、剛胆だな。と、言わないのが大人である。優しい言葉と共に笑いかけた“タジマ”に安心したのか、また笑うと顔を赤くさせて俯いた。
「はてさて、今日は何回顔を赤くさせるのか」
「からかわないで下さい! こっちはタジマさんのせいで心臓がいくつあっても足りませんから!」
「それはすまん」
「もー、それ本気で言っていますかー」
膨れた頬をつつこうかつつかまいか悩んでいる内に、見慣れた家に着いてしまった。
ビルから外に出た瞬間、一際強い風が二人の体に当たってきた。
「うっ」
肩を強張らせ、引っ込まない首を引っ込めようとしているように見える立香に、“タジマ”は声を掛けた。
「入るか」
コウモリのようにコートの片方を広げてできた空間に、立香は返事もせずに飛び込んだ。“タジマ”も何も言わずに、ゆっくり歩き始めた。
夜も深くなり、車も通らぬ人気のない街に二人分の足音が響く。それは、注意してよくよく耳をすまして聞いてみなければ聴こえない、小さな足音だった。重くのし掛かる静けさに追いやられたのか、コートの中で隠れるように歩いている立香は少しでも音がしないように呼吸している。店を出るまではあれほど考えていた話題も、いつの間にか夜の闇の中へと消えていた。だが、それでも気まずさは感じない。むしろ、心地良いぐらいだ。それは、相手との信頼関係が築けて初めて得ることができる、唯一無二の空間だった。
だからこそ、立香の方はどう思っているのかが気になる。もしかしたら、自分一人だけがそう思い込んでいるだけかもしれない。
“タジマ”はコートの中を見た。立香は、少しはにかんでいた。
「どうしたの?」
“タジマ”は眉をひそめた。
「そんな綺麗事じゃ無い。私がやるのは脅迫だ」
「確かに、そうかもしれませんね」
“タジマ”を常連客とする青年には大体見当がついていた。問題を解決する代わりに、高額な報酬金を請求する。勿論、金を溜め込む事が大好きな多くの顧客は払うことを悩み、思い止まるだろう。そこで“タジマ”は言うのだ。
『ならば、その問題をそのままに、ということで宜しいのですね』
自らバッドエンドの道に進むのか、高い金を払ってその道を回避するのか。よっぽどの守銭奴でない限り、答えは一つのみ。ある意味脅迫を職業とする、と言っても過言ではない。
「しかし、それでは前の仕事の時よりもより狙われやすくなりますよ」
「覚悟の上だ」
まぁ、と金色の瞳が横に動く。
「こいつに何かあったら頼む」
「報酬は」
「店長に何かがあったら私がどうにかしよう」
「それで引き受けよう。しかし、弱くなったな」
怖くなったのか、と問いかけるような灰色の瞳に“タジマ”は笑った。
「あぁ、怖いとも。だが、弱くなったつもりはない」
差し出されたゴムを受けとるとそれ以上青年には目を向けず、“タジマ”は立香の手を握った。
「行くぞ」
姫始め~~!!!
やぎゅさんを凄い人だと思っているからこそ、自分自身に劣等感を覚えているぐだちゃんを家臣として、恋人として、そうではないととことん何度でも教えるのがやぎゅさんだと思っている。
初めての夜にやぎゅさんの体を見て、慌てて脱ぐことを拒否しだすぐだちゃん。しかし必死の抵抗むなしくも脱がされて、少しふくよかな体を曝け出すことに。
「これは……」(ジロジロ
「ダイエットした後じゃダメですか……」
「斯様な厳しい戦いで、ちゃんと食事を取れているようで何より。見ると、筋肉は十分に付いている。体重を無理に落とすことはあるまい」
ぐだちゃんは健康的な体だけど、ふくよかだと思い込んでいると思うんだな。
ふるさとが山間の場所だった旦那様のやぎゅさんによって、朝は早朝ランニング、夜は足腰と体力の強化でどんどん鍛えられていくぐだちゃん……
ランニングの後にゼェゼエ言っているぐだちゃん。息切れしないやぎゅさんを見て、「毎朝走ろうかな……」と言うと、「それは困る」と言われる。
「早起きすることになったら、お前と布団の中で一緒にいる時間が減る」
「なら、宗矩さんも一緒に走る?」
「それなら良い」
ロリぐだ「いらっしゃいませ! えんまてーにようこそでち!」
ヘクトール「でち?」
ロリぐだ「ちゅちゅん、ここはすずめさんのやどなんでちよ!」
ヘクトール「最高かよ」(そうなのかい)
紅閻魔最終再臨ボイスネタバレ Show more
ふと思ったこと(ネタバレ?) Show more
ネタバレ、リンク先もネタバレ Show more
第9節・第10節ネタバレ Show more
ポイント稼ぎ間に合った……! そして新年から染み渡る柳ぐだ♀ありがとうございます……!!
慰安旅行をしに来たはずなのに、いつの間にか日頃の疲れを癒して貰いつつ、ゴタゴタを解決するために奔走してクエストしてといつもと変わらないことをしているぐだちゃん……夏イベでもそうだったけど、ぐだちゃん働きすぎよ……今はもうストッパーがいないから余計に……
実は隠れワーカーホリックかもしれない、と思い始める
柳ぐだ♀の沼は思ったより深かったことに気づいた時には遅かった。まったりゆったり呟いています。